あれだけ可愛かった声が、気が付くとおじさんの声になっているのが男の子。
男の子の声が低くなると急に大人っぽくなるから不思議です。
うちの子も漏れずにおじさんなりました( *´艸`)
声変わりは、思春期に起こる身体の変化の一部です。
男の子が男性になっていく時期で、遅いと不安になることもあると思いますが、個人差がありますので、経過を見るしかありません。
取り急ぎ心配することはありません。
一般的な声変わりの目安を見ていきます。
声変わりって?
声変わりは、身長が伸びたり、筋肉が付いたり、ひげがこくなったりする二次性徴の思春期の時期に起こる身体の変化の一部です。
この思春期の時期に、のどぼとけが出るなどの変化によって音声・声域が変わり、声が低くなることです。
約1オクターブ下がり、子どもっぽい声から低い太い大人の声に変わります。
声変わりは、男性だけでなく女性も下がります。
しかしながら、女性の場合、2音から3音下がるだけなので、男性ほど変化がないので気づかない場合が多いようです。
声変りはいつ?
声変わり(変声期)は、第2性徴(いわゆる思春期)の時期に伴って起こります。
男性ホルモンが多くなり始めるころになります。
年齢で言うと、早い子で10歳ころ~起こります。
一般的に、12歳~16歳といわれています。
20歳になってからという人もいるのでこればかりは個人差があるので、もうなった!まだない!と一喜一憂することはありません。
声変わり(変声期)の期間
声変わりの時期になったらすぐに声が低くなるわけではありません。
男性ホルモンの影響でのども成長し、のどぼとけが出始めると同時に引っ張られ、声帯が長くなるために声変わりが起こります。
声変わりの期間は、この急激な成長に筋肉が追いつかなくなるため、徐々に変化し、筋肉が出来上がるまでの期間になります。
声帯の成長に合わせて、筋肉の成長が追いつく作業なので、人それぞれになります。
一般的な期間はこうです。
一般的に、3ヵ月~1年
2カ月ほどで終わる方もおられるようです。
声変りは何故起こる?
思春期の男性ホルモンの分泌によって、
のどぼとけが急激に大きくなり外からも目立つようになり、のどぼとけの内側にある声帯は引っ張られて長くなり、また厚みを増すことで声が低くなっていきます。
長くなると低くなるというのは、
弦楽器でも、バイオリンよりチェロ、チェロよりコントラバスなど弦が長ければ長いほど、音が低くなるのと同じ原理になります。
- 声帯が短い・・・声が比較的高い
- 声帯が長い・・・声が比較的低い
声変わり(変声期)の特徴
声変わりの始まりは、風邪の症状のような状態になるといわれています。
声変わりの特徴は、一般的にはこうです。
- 声がざらつく
- タンがからむ
- 咳が出る
- のどの痛みを感じる
- のどが赤くなる
- 声域が下がる
- 高い声が出なくなり、低い声が出やすくなる
- 声がかすれる
- 声がしゃがれる
- 裏声が出なくなる
- 声がすぐにひっくり返る
- 声につやがなくなる
- 日によって話し声が変わる
- 声を出すのが苦しく、時々全然でなかったりする。
- 声の高さが不安定
- 大きな声で話せるが小さい声では話しづらい
実際風邪かと思った後、声が低くなったという話も聞きます。
うちの子たちに聞くと、これらの症状がなく気づいたらなっていたといいます。思春期だったので、反抗期真っただ中!会話がなかったので私が気付かなかっただけかもしれませんが(;’∀’)
声変わりの記録があった!
懐かしいトリビアの泉 で
声変わりの瞬間が録音されたレコードがありました。
1960年と古いものですが、実際に変わっていく様子がよく分かります。
1960年から1963年までの記録で比較的長い期間の変声ですね。
声変わり(変声期)しない?などの失敗
声変わりがまれに順調にいかない場合があります。
- 思春期を終えても声変わりしなかった
- 変声期のしゃがれ声がそのまま残った
- 低い声が続く
- 声が裏返る
などの症状のことです。
これらを変声障害と言われますが、
これらの原因には、考えられる原因としては、先天的なもの、ホルモンバランスや精神的なもの、そして後天的なものがあります。
しかしながら、全て解明されている訳ではありません。
声変わりの失敗!!後天的な原因
後天的な原因の一つとして、
声変わりをするために徐々に変化を起こしていきますが、この時期に無理に声を出し過ぎることによって声帯や筋肉に炎症、痛みが生じ、のどを痛める場合が多いです。
カラオケなどで高い声を出そうとすることものどを痛める原因になります。
スリムクラブの真栄田さん
声変わりの失敗といえば、この方になるではないでしょうか。
左側の方ですね。
しゃがれ声で何を言っているかわからない!
本人も実際に語っておられ、どうやら声変わりの時期に大声で叫んでいたそうです。
声変わり(変声期)の時期は、おとなしくしておくことが良さそうですね。
声変わりの失敗の解決方法
個人差がある声変わりですが、もしかして…と思われたら、病院に行くと安心です。
音声障害を扱っている耳鼻咽喉科を受診してください。
声帯やのどの状態を検査した上で専門医が診断してくれます。
手術やボイストレーニング、投薬などの治療になります。
変声障害の専門外来
音声専門外来 ( 病院一覧 )
こちらの検索結果がすべてではありませんので、こちらになければ、お近くの音声専門外来を探してみてください。
声変わり(変声期)まとめ
声変わりには個人差があり、早くから始まる子もいれば、高校生になってからという子もいます。
比較的年齢層が広いので、長い目で見るといいかもしれませんね。
ただ、学校生活や就職活動、会社などで支障が出たり、気になるようなことがあれば、受診されると安心かもしれません。