絵本を読んでもらう、『読み聞かせ』は、親子のつながり、国語力、読解力につながっていきます。
ぜひ暇があれば、読み聞かせをしてあげてください。
普段よく動くお子様もお膝に座らせて、絵本を読んであげるとママやパパと一緒に読む本は普段と違って心地の良い時間になり座ってみることができます。
ここでは、幼稚園で教えてもらった年長さんのオススメの絵本を加えながら紹介させていただきます。
絵本を読んでもらうことによって、子どもたちは、お話の世界を旅し、勇気や知恵、悲しみや喜び、うれしさや辛さを体験します。
その体験が、子どもたちの心を豊かにし、その積み重ねによって生きていく力をはぐくみ、相手を思いやる心が育ちます。
字が読めないから読んであげるのではなく、字が読めるようになっても絵本は読んでもらう本なのです。
まゆとかっぱ
ある日、沼のほとりで子がっぱのミドリマルと出会ったまゆ。二人ですもうの練習をはじめます。
ところが。。。
岩をも軽々と投げ飛ばすまゆにミドリマルはびっくり仰天!なんだ?なんだ?と他のカッパたちが集まってきます。
最後に現れた大がっぱの『デッカマル』と相撲の勝負をすることに。。。
まゆに勝ち目はあるんでしょうか?
おまえ、うまそうだな
おなかをすかせていた大きな恐竜が赤ちゃん恐竜を見つけて『おまえうまそうだな』ととびかかろうとすると。。。
お父さんに間違えられた大きな恐竜と赤ちゃんの愛情の物語です。
あらいぐまとねずみたち
あらいぐまの家からじゃがいもが盗まれました。
ネズミたちの仕業です。でも取り返したらネズミたちが困ります。
そこで。。。
助け合いの喜びを伝えるおすすめの一冊です。
おきゃく、おことわり?
クマは、お客が好きではありません。
追い返しても追い返しても、何度も何度もやってくるネズミ!!
そこでクマは作戦を立てました。
不器用なクマとおちゃめなネズミがいろいろあって仲良しになるお話です。
かえるをのんだととさん ~日本の昔話~
お腹の痛くなったととさんは、お寺の和尚さんに相談にいくと『腹の中に虫が居るからカエルを飲むといい。』といわれカエルを飲みこみます。
それから蛇、キジと前に飲み込んだものを食べる動物をさらに飲み込んでいきます。
そして、そのあとは。。。
語り継がれる聞いて楽しい昔話です。
えんまのはいしゃ
ここは地獄の入り口です。『おまえは、患者にさんざん痛い思いをさせてきたでろう!』とえんま様の前に座らされているのは、ほらふき歯医者。
生きているときにいい加減な治療をしたことをえんま様に責め立てられてほらふき歯医者は、言い逃れをしてなんとか地獄に落とされないように立ちまわります。
ほらふき歯医者に振り回されるえんま様と地獄の鬼たちのゆかいなお話です。
ええところ
あいちゃんは、背が低くて足が遅くて100点1回もとったことがない。
『あたしってええところ、ひとつもないなぁ』とともちゃんに言うと。。。
揺れ動く子どもの気持ちに寄り添い、思いやりと自己肯定感を育てる物語です。
きょうがはじまる
きょうはなにをしよう?どこへ行こうかな?
その前に服をえらばなきゃ!!
朝の目覚めから夜眠りにつくまで毎日おとずれる新しい一日。
絵本の中には、たくさんの選択肢がちりばめられていて想像する世界をどんどん広げてくれます。
1人ひとり違う明日が待っていることを幸せを感じられる一冊です!!
そんなときどうする?
海賊と宝箱を掘っていたら昼ご飯の合図があった。
そんな時どうする?
こおりの家で肉を食べていたらホッキョクグマがやってきた。
そんなときどうする?
おかしな場面設定につられて、ひねった答えを考えながら、ページをめくると意表を突く大真面目な答え。
そう、これは『礼儀作法の本』なのです!ユーモアたっぷり、礼儀について学んでみませんか?
みずとはなんじゃ?
朝起きて顔を洗う水、うがいをしたり、飲む水。
“水”とは、いったいどんなもの?
毎日の生活の中で使う水の不思議な性質を知り、自然環境に目を向けてみませんか?
男の子におすすめ絵本!
ニワトリぐんだん
ニワトリぐんだんが通ったあとは、何も残らない。
キャベツも米も食いつくされて、とうとう街中までやってきた。
コンクリートさえも打ち砕き、たまごを生み始めて
やつらはどんどん増えていく。
このままでは地球が滅びてしまう。
そこで人類の存続をかけ、ある作戦が発動された!
それは…。
はなくそ
2002年に邦訳され、読み聞かせなどで非常に人気を博した作品を、13年ぶりに復刊。
独創的かつユーモアあふれる作品で人気のフランスの絵本作家、アラン・メッツの作品です。
「今日こそ好きだというぞ!」
一大決心をしたこぶたのジュールは、こひつじジュリーのもとへと向かいました。
でもそこに、オオカミが現れてふたりは捕まってしまいます。
「さて、どちらから食べてやろう」とせまりくるオオカミ!
愛するジュリーを助けるために、ジュールが考えたびっくり仰天の作戦とは!?
想像絶する大脱出劇のお話しです。
読み聞かせでは、子どもも大人も大爆笑!人気作がついに復活します。
でんせつの きょだいあんまんを はこべ
突然空から降ってきた白い物体。
その正体は、伝説としてアリたちに伝わっていた「巨大あんまん」であった。
それを聞いたアリの女王は、ある決断を下す。「伝説の巨大あんまんを運べ」。
あまりに危険なその任務は、アリの勇者、アリヤマ・アリロウの手に委ねられた。
巨大あんまんを巣に持ち帰るため、アリたちは勇気と知力と努力をつくした冒険に挑む。
絵本界の風雲児、サトシン×よしながこうたくの初コンビ作品!
でっかいスケールの話を描こうと思ったのでした。でも、でっかい話をでっかく描いても、まあ当たり前。
ちっちゃい世界で起こるでっかい話を描くことで、「あんなものが、あんな巨大に!?」というインパクトも持たせようと思ったのでした。
それならば、身近なモノをモチーフに、身近にいるモノの世界で描けばより面白くなるのでは? なんてことも考え、つくったお話が「でんせつのきょだいあんまんをはこべ」なのでした。
絵本にしようと思ってつくったお話ではありますが、あちこち動き回る中、たくさんの小さいお友だち、大きいお友だちに「素話」として語ってみたところ、ウケることウケること!
このお話はもちろん、聞いても(読んでも)楽しいようにとつくってありますが、読んであげる人も、読み手を演じウケることが楽しいようにと心がけてつくりました。
ぜひとも、いろんなお友だちに読んであげて、ドカーン! とウケてほしいと思います。
【絵/よしながこうたくさんからのメッセージ】
僕が小学生の時、近所で打ち捨てられたちょいとシャレた机を見つけて、
「これは格好良かもんば見つけたばい! 持って帰っちゃろ」
てな感じで1人盛り上がって、うんせうんせと持って帰ろうとするものの、
あまりの重さに道中力尽きて「ああ、もっと僕にパワーがあれば」などと嘆いたりもし、
やっとの事で持ち帰って、よくよく見ると、「汚いし、ボロボロやん……」なんて、
ひどい後悔と、変な達成感で、途方に暮れたりなんたり。これぞ男子ワールド! と思いはすれど、あんな短距離を必死でゴミ引きずって……今なら車を出すか、その前に、お店で買います。
そんな、大人になるにつれ、置き忘れるような、置き忘れないようなエネルギーを、このアリ達から感じ取って頂ければと。
なんだかんだ言って、どれだけ時代が過ぎようと、男の勲章は血と汗の結晶のみでございますよ。
はっけん!むしのもり
さっちんは、大親友のオオクワくんと森の虫の赤ちゃんに会いに行きます。
虫によって、その成長の過程は様々!人と虫、それぞれの成長をお互いが理解できるように教えてくれます。ナナホシテントウムシやアゲハチョウ、セミ、トンボなど、子どもたちが好きな虫がたくさん出てきます。
ページの隅々まで描かれている虫たちが何をしているのか探すのも楽しい絵本です。
年長~小学生におススメの童話
文字が多い作品です。
寝る時に寝付くまでや章の切れ目まで読んであげるといいですね。
ふたりはともだち
一年生の教科書に載っていたこともあります。
ガマ君とカエル君は大の仲良し。
いつも二人で散歩に出かけたり、お互いに家を訪ねたり。。。
病気の時は心配しあったり、友達の大切さや思いやる気持ちが感じられる作品です。
ロボット・カミィ
カミィは、紙のロボット。
いたずらでわがままで泣き虫ですが力持ち。
幼稚園に行って大騒ぎを起こします。
集団生活での子どもの心理を巧みにとらえた作品です。