特に男の子がかかりやすい病気です。
随時更新していきます。
オスグッド・シュラッター病
発育期の10~15歳のスポーツする子どもに多く、
お皿の上の骨(脛骨結節)が突出してきて痛がる病気です。
時には、赤くはれたり熱を持ったりします。
成長痛と呼ばれることも。
原因
ジャンプ動作での膝屈伸をしたときや、ダッシュやキック動作によってお皿の上の骨(脛骨結節部)が強く引っ張られ、はがれたりして、炎症を起こしたりして痛みが発生します。
また、成長期には身長もぐんぐん伸びて、骨や筋肉がどんどん大きくなります。
この時期は、身体の中では先に骨が伸び、その後筋肉が大きくなっていくのですが、あまりにも成長が早いと骨ばかり先に大きくなって筋肉の成長が追いつかないことにより、筋肉が先に伸びた骨に引っ張られる形となり痛みが生じます。
これがいわゆる成長痛といわれるものです。
#バスケ
に多い怪我オスグッド病#オスグッド・シュラッター病
大腿四頭筋が硬いままジャンプやダッシュの繰り返し、膝蓋骨を引っ張る力が脛骨粗面に加わる。成長期の脛骨粗面には骨が成長する為に必要な骨端核が存在。大腿四頭筋による牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害され突出して痛む。 pic.twitter.com/la2hEGh0kO
— 扇 圭佑@株式会社givers/バスケットボール (@givers_baske) May 25, 2020
起こりやすい年齢
特に男の子が多く、10~15歳の成長期の子どもが飛躍やボールをけるスポーツをし過ぎると発生します。
サッカー、バスケットボール、テニス、バレーなど、ジャンプしたり走ったりという脚を酷使するスポーツをしている子どもたちに多く見られます。
治療
とにかく休ませることが一番だといわれています。
痛みがなくなり、症状がなくなるまでといわれていますが、個人差があり、休んでいると収まっている症状もスポーツをすると痛くなることもあります。
痛みがおさまっていても、スポーツをする際は、ストレッチやマッサージ、ベルトの装着、アイスマッサージなどを入念にしてスポーツをされることをお勧めしています。
オスグッド病体験談
中1の息子さんがいらっしゃるももこさんに体験談を聞いてきました。
成長が著しい子やスポーツをしている子が誰しも起こりうる病気です。
川崎病
川崎病は、男の子のほうが女の子に比べて発症率は1.3倍の病気です。
全身の血管に炎症がおこる発熱性の病気
血管に炎症が起こっているので、普通の熱とは違いぐったりとする場合が多いのが川崎病の特徴です。
未だ解明されていない病気ではありますが、
70人に一人、年間15,000人がなる珍しい病気ではありません。
この病気の一番怖いのが、
冠動脈という心臓の血管に炎症が起きて、こぶ(冠動脈瘤)ができて、血管が詰まってしまい、心臓に十分血液が行かなくなり、心筋梗塞など発症しやすくなります。
重症化すると運動制限などがありますが、
きちんと治療して、急性期にこれができなければ怖い病気ではありません。
川崎病の特徴
川崎病は、風邪のような症状で発熱から始まります。
発熱と合わせて次のような特徴が5つ以上出ていれば川崎病と診断されます。
- 高熱が続く
- 両目の白目の部分の充血(目ヤニが出ない)
- 唇や舌が赤くなり、舌の表面がイチゴのような赤いツブツブが出る(いちご舌)
- 全身に赤い発疹が現れる
- 手足がはれる(後に皮がむけてくる)
- 首のリンパ節がはれる
これらの症状が一気に出るわけではないようで、判断が難しいようです。
BCGがはれたりするのも特徴のようです。
3男君はちょうど8か月の時になって、発熱と発疹で突発かと思っていました(;’∀’)
発熱が下がらず、小児科で何度か受診をして、病院側から突発でないかも?ということで紹介状を出してもらい、大きな病院ですぐ入院になりました。
うちは、これらの症状は後から出てきました。
起こりやすい年齢
0歳~5歳のアジア系の乳幼児がなりやすいです。
発症のピークは1歳前後です。
原因
原因は未だに分かっておらず予防法がいまだに解明されていませんが、
きちんと治療すれば治る場合がほとんどです。
治療
川崎病の治療には、急性期にアスピリン療法と免疫ブロブリン療法がおこなわれます。
血管の炎症を抑え、冠動脈瘤ができにくくするための予防と血液が固まりにくくするためのものです。
これにより炎症がおさまってこれば熱が下がってきます。
※免疫ブログリンは日本国内の健康な献血者からの血液から作られています。
入院中は、毎日下記のような検査をします。
- 血液検査
- 心電図
- 心エコー
熱が下がり、心臓に異常がなく冠動脈瘤がなければ1~2週間で退院できます。
もし冠動脈瘤など継続的な治療が必要なったら。。。
『小児慢性特定疾病の医療費助成制度』が受けられるかもしれません。
担当医に確認してみて下さい。
退院後
退院後は定期的に心臓のエコーなどをとりに行き、冠動脈瘤がないか確認します。
川崎病まとめ
- きちんと治療すれば治る病気
- 怖いのは冠動脈瘤ができること
- 乳幼児にかかりやすい病気
- 高熱が続き、発疹などを伴ういつもと様子が違ったら川崎病かも
うちの子は幸い冠動脈瘤がなく退院することができました。
その後定期的に心臓の様子を見て貰いに病院に行きました。
小さくてまずは寝て貰うことからの診察だったので大変だったことを覚えています。
なかなか寝て貰えず何時間も病院にいたこともありました。
寝て検査したらすぐ終わるんですけどね
今では、4兄弟の中で一番やんちゃで動き回っています。
川崎病が分かりやすく書いてあるサイトです。
こちらを参考にして下さい。