男の子がなりやすい病気、『オスグッド・シュラッター病』
スポーツをしている子が多いのですが、なったらとてもつらいようです・・・
単なる成長痛ではなく、病気です。
そんなまさに成長期の中1の息子さんが体験した『オスグッド・シュラッター病』をももこさんに教えてもらいました。
オスグッド・シュラッター病はある日突然に
中学生になって待ちに待ったテニス部の部活の初日、「膝が痛い」と泣き顔で帰って来た息子。
『練習で走り込みをしたり反復横跳びをしていると、どんどん膝が痛くなって歩くのも痛い』と半べそで言いました。
普段からあまりスポーツはしていない子だったので「突然足を動かして膝が痛くなったのかな?」と思ったのですが、
子供が痛がる場所を見ると右ひざのお皿の下が膨らんでいます。
病院に行くと、
「オスグッドという成長痛ですね。スポーツする子どもさんが膝が痛くなる病気です。」と言われました。
よくよく聞いてみると、オスグッドは単なる成長痛とは違う大変な成長痛だったことが分かったのです。
「膝が痛い!」 公園でスポーツ中に突然言い出した!
思い返せば、部活が始まる前にもよく膝を痛がっていました。
春休み中、お友達に誘われて公園でサッカーをしていた息子ですが、1時間もしないうちに帰って来たことがありました。
その時も「膝が痛い。なんかお皿がぐねぐね動いて気持ち悪いんだよね。」と言っていました。
痛すぎてたまらず、遊びを断って帰って来たらしいんです。
その時はシップでも貼っておけば治るかなと思ってシップを貼り、
次の日には痛くないと言っていたので、病院へは行きませんでした。
その後も、小学校の陸上部で走り高跳をして膝が痛かったと言っていたこともありました。
その時もシップを貼っておけば次の日には治っていたので、あまり深刻には考えていなかったんです。
『膝が痛すぎる!』病院へ行くことに
中学生になって、初日の部活からびっこを引きながら帰って来た息子。
あまりの痛がりように、次の日の朝学校をお休みして整形外科へ連れていきました。
先生は見た瞬間に「オスグッド病ですね。」と言われました。
酷くなったらひざの骨が剥離骨折することもあると言われましたが、次男の場合は「大丈夫、治りますよ」と自信を持って先生に言ってもらえたのでホッと一安心でした。
オスグッド・シュラッター病の治療開始:整形外科でリハビリ
整形外科でのリハビリは、この2つです。
- 太ももの筋肉を伸ばす運動
- 電気治療
太ももの筋肉を伸ばす運動は両足で約2分程度。
電気治療が10分程度です。
ただ、最初の2回は真面目に行っていた次男でしたが、だんだん行くのを嫌がるようになりました。
理由を聞いたら「リハビリしても痛いのには変わらないから」と。。。
オスグッドは成長が止まらないと治らない?
オスグッド病は、一般的に成長が止まる頃に骨と筋肉のバランスが取れて痛みも無くなってくると言います。
病院の先生も同じようなことをおっしゃっていました。
太ももの筋肉を伸ばしてあげることで軽減できると。
また、膝にオスグッド用のサポーターを付けることで、持ち上げられる筋肉をちょっと緩和できるので痛みが軽減できるという話でした。
息子のリハビリ、おさまらない痛み。。。
でもリハビリしてもサポーターをしても、スポーツして膝を使うととても痛くなるからと、病院にもあまり行きたがらなくなってしまいました。
病院行かなくても家でできるし・・・と。
確かに家でもできます。
リハビリは2分くらいだし。
でもなかなか治らなくて困ったな、部活もこれからますますハードになるのに・・・と思っていたんです。
リハビリしなくても膝が痛いと言わなくなった!!
靴のインソールを変えてみた
オスグッドになって、痛みがなかなか引かないことやリハビリに行きたがらないことをTwitterに書いたら、ある方が「靴のインソールを変えてみてはどうですか?」と教えてくださいました。
その靴のインソールは「スーパーフィート」という体の軸を正確な場所に戻す効果があるとされているものでした。
教えてくださった方のお子さんも、オスグッドに悩んでいて、膝だけでなく足の甲まで膨らんできていたのだそう。
それを『スーパーフィート』を使ったら、良くなったんだと。
Twitterと言うSNS上の話だし、怪しいのかな・・・何かの釣りかな・・・と思いつつ、まあ何でも試してみよう!という気持ちから、『スーパーフィート』を楽天で購入して使ってみることにしました。
また、部活の先生からテニスコートに合った靴を準備するようにと言われていたので、スポーツオーソリティというお店にこの『スーパーフィート』を持って靴を買いに行きました。
スポーツ専門店で靴を選んでもらった
スポーツオーソリティ―の店員さんもテニス経験者で、『スーパーフィート』の取り扱いはないけど、よく知っているとおっしゃっていました。
何か足の故障があるのですか?と聞かれたので、オスグッドだと伝えると「それじゃあ、ますますちゃんと足に合った靴を選びましょうね」と言ってくれました。
息子の足のサイズを測り、それを見た店員さんは
「今はいている靴は足に合っていないです。もっと幅は細いもので十分です。」と。
足よりも幅広の靴を履くと、足首の固定がうまくいかなくて膝や腰に負担がかかりやすいのだそう。
長い間こういった幅広の靴を履いてきたのであれば、『スーパーフィート』使うことは効果があるだろうと言ってくださいました。
そして、店員さんが息子におすすめしてくれた靴は「アディダス」。
幅が狭く、すっとした形をしている靴でした。
アディダスを選んだことはなかったので、私も息子も「そうだったのか~」と感心してしまいました。
この靴の中に『スーパーフィート』を入れて使うことになりました。
合った靴とスーパーフィートの組み合わせで膝が痛くない
次の練習から店員さんに選んでもらったアディダスの靴の中に『スーパーフィート』を入れて部活に参加。
靴を買い替えた初日、息子が帰ってきて膝が痛いかどうか聞いてみると
「痛いけど前ほど痛くない。最後までちゃんと練習できた。」
と言っていました。
前はびっこひきながら帰ってきていましたが、今日は普通に歩いて帰ってこれたようでした。
こんなに効果があるのか!とびっくりしましたが、足にあった靴を履くというのは大事なことなんだろうなと思いました。
同じオスグッドでも痛みの程度に違いがあるようです。
痛みがどうしてもひどい場合は、うちの子供のように靴が合っていない場合もあるのだろうなと思います。
酷くなる前にいろいろと対策できて良かったなと思っています。
入部したばかりのテニス部ですが、これからもがんばって試合に出られるようになってくれるといいなと思えるようになったことが一番うれしいです。
体験談を書いてくださったのは、中学生の息子さんと娘さんを持つももこさんです。中学生の勉強事情を書かれています。
これから自分で勉強をする!という事が重要になってくる中学生活。塾事情なども含めてとても勉強になりました。