小学校高学年くらいになってくると女子や男子はそれぞれ女性らしい体つき、男性らしい体つきになっていきます。
それぞれが互いに意識をし始めるのもこのころからではないでしょうか。
我が家はそこらへんは鈍かったのですが、とうとうタブレットでそんな画像などをみだしました。
これはしっかりと教えなくちゃと思いますが、親として女としてなかなか話せるものではありません。
それならばと本を渡すことにしました。
子どもにも伝わるような漫画形式で書かれているので分かりやすくて良い本に出会いました。
思春期男子にマンガで分かる オトコの子の『性』
その名も『オトコの性』
内容は、男の子の身体、恋愛、衝動だけでなく、LGBTやリストカット、ネットトラブルなど思春期で出会う様々なケースを教えてくれます。
目次
- 大人に近づく体と心
- だれにも言えないぼくたちの悩み
- マスターベーションって悪いこと?
- 知っているようで知らない女の子の体
- 人を好きになるってどういうこと?
- 恋愛と性別のさまざまなかたち
- 好きだからセックスしたい!
- 将来のために知っておきたい避妊のこと
- それってホント?性のリアルとファンタジー
- もし困ったら?性器のトラブルの対処法と予防法
- なんで自分を傷つけるの?
- どうする?スマホ・ネットとのおつき合い
- 絶対にダメ!性暴力
著者等紹介
村瀬幸浩[ムラセユキヒロ]
東京教育大学卒業後、和光高等学校で保健体育教師として25年間勤務。元一橋大学、津田塾大学、東京女子大学各講師。日本思春期学会名誉会員、“人間と性”教育研究協議会幹事、『季刊セクシュアリティ』誌副編集長
染矢明日香[ソメヤアスカ]
NPO法人ピルコン理事長。慶應義塾大学在学中にピルコンを設立。民間企業に勤めながら2013年ピルコンをNPO法人化。“人間と性”教育研究協議会東京サークル研究局長
みすこそ[ミスコソ]
イラストレーター、漫画家。慶應義塾大学総合政策学部卒業。社会人経験の後、早稲田大学大学院会計研究科を経て、2015年4月より監査法人勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
口コミと内容:『マンガで分かる オトコの子の『性』』
Amazonベストセラー1位を獲得しているこの作品。
主人公の思春期真っ只中の中学2年生の指原直樹くんが、悩んでいるところにすかさず『あすか先生』が現れてすっきり解決してくれます!
マンガの中で指原君が、したことなどから感じたことに対して『こうなのよ!』とズバリ言ってくるので、具体的な事例があってとても分かりやすいです。
『自分と大切な人を守るために、科学的な正しい性の知識を身につけましょう!』
表紙の袖に書かれているものです。
大切な人を守るためには自分の事、相手のことをしっかり知って、認め合いケアしていくことが大事だと思います。
この本には、男子の身体だけでなく女性の身体、仕組みについて書いてあります。
女性はこの思春期の時からずっと1ヵ月に一回、1週間ほど不快な日々を過ごします。
身体的にもイライラしたりする精神的にも本当に不快な日々です。
それを理解している男性はどれほどおられるでしょうか?
私の考えですが、ここをケアできるなら、日々お互いに穏やかに過ごせるのではと思っています。
本誌のなかで指原くんは、実際、好きな萌えちゃんが体調が悪そうなのに気づき、生理についてあすか先生におしえてもらい、萌えちゃんを気遣います。
相手のことを知って、大切に思う、まさにこれですよね。
そして、この中でドキッと思わせるのは、ゴムのつけ方、避妊の方法、赤ちゃんの作り方など一見恥かしいことですが、知っておくべき大事なことです。
なかでもAVを見ることが多くなる男の子ですが、その行為や感情が女性に当てはまるかというとそうでないことを知ってもらいたいです。あすか先生は言います。『それはファンタジー(妄想)だということを。』『避妊をしないということは暴力』だということを。
まだもちろん学生ですからこういうことがあって欲しくありません。ただ、相手を傷つけない知っておくべき必要知識だと思います。
どの項目も基本的に性というこれから出会っていくだろう大切なことを網羅してあり学べる本になります。
恥ずかしがらず知ってほしい大切なことを伝えるためにもこの本をとっていただき、子どもたちが出会うすべての人が『性』を大切にしてほしいと思います。
3歳~思春期まで性教育にオススメ本